ORANGE RANGE(オレンジレンジ)『イケナイ太陽(令和ver.)』MV、マユリカ出演の秘密&72の平成ネタ
2025年、あの名曲『イケナイ太陽』がまさかの令和バージョンとして復活!
しかもミュージックビデオ(MV)には、72個もの“平成ネタ”がギッシリ詰め込まれ、お笑いコンビ・マユリカまで出演しているというから話題にならないはずがありません。
本記事では、MVの細部にまで詰まった懐かしのアイテム・シーンを徹底解説!
あなたはいくつ見つけられましたか?
『イケナイ太陽(令和ver.)』はなぜ生まれた?
2007年にリリースされたORANGE RANGE(オレンジレンジ)の代表曲『イケナイ太陽』は、そのポップなサウンドとユニークな詩世界で中高生を中心に大ヒットしました。
そして今回、2025年に突如発表されたのが『イケナイ太陽(令和ver.)』。
アレンジはそのままに、MVを令和風に一新。
平成をこよなく愛するZ世代・ミレニアル世代へのメッセージとして生まれ変わったのです。
マユリカ出演の秘密
まもなく単独!
— ななまがり森下 (@morishitanaoto) July 7, 2025
マユリカとのコーナーもあるよ! pic.twitter.com/RhSgjHX15J
このMVで「男子高生」「女子高生」の役として、お笑いコンビ「マユリカ」のおふたりが出演しています。
MV制作陣は「平成を愛し、その雰囲気を笑いと感性で表現できる人」として彼らを評価。
マユリカのバラエティと演技力により、MVに深みが加わりました。
実は『M-1グランプリ』の伏線も?
2024年の『M-1グランプリ』決勝で、マユリカは『上海ハニー』を校歌調にアレンジしたネタを披露。
これがSNSで話題を呼び、ORANGE RANGE公式アカウントも反応。
メンバーが「校歌風」の歌詞を画像で投稿するなど、交流が続いていました。
そして2025年、ついにMVで本格共演が実現。
阪本さんが無表情で手拍子を打ち『上海ハニー』を歌い、中谷さんが怪訝そうな表情を浮かべると、ORANGE RANGEメンバーが登場。
まさに「伏線回収」として、ファンに強烈なインパクトを残しました。
MVの舞台は「真夏が丘小恋路蓮寺学園」(まなつがおか おれんじれんじがくえん)
MVの全編を通して登場するのが、架空の学校「真夏が丘小恋路蓮寺学園(まなつがおか おじれんじれんじがくえん)」。
ORANGE RANGE(オレンジレンジ)を漢字にした校名には、“夏”と“恋”と“青春”と“和風テイスト”が詰まっており、平成の世界観を象徴する架空の学園として描かれています。
教室、屋上、体育館、校門前など、MV内のすべてのロケーションがこの学園を舞台としており、制服や校内アナウンス、掲示板の貼り紙など、細部にまでこだわった作り込みが魅力です。
登場人物は全員この学園の生徒や教師、部活動のメンバーという設定で、それぞれが“平成あるある”を体現。まるで1本の短編ドラマを見るかのような構成になっています。。
72個の平成ネタ・パロディリスト
X(旧Twitter)の投稿やウェブ記事(特に@orangerangenowやファンによる解析)から確認された代表的なパロディです。
これらはMV内のシーンや小道具、演出として登場します。
1. テレビ番組・CM関連
- ごくせん:ヤンクミ(山口久美子)の教師姿や教室シーン。
- あいのり:恋愛バラエティ番組のピンクのバスや告白シーン。
- 学校へ行こう!:「未成年の主張」やパークマンサーのパロディ。
- トリビアの泉:「へぇボタン」など雑学番組の要素。
- ポッキーのCMダンス:グリコのCMで有名なダンス。
- GTO:反町隆史主演のドラマを彷彿とさせる教師像。
- 青春アミーゴ:修二と彰のヒット曲を彷彿とさせる演出。
2. ファッション・アイテム
- 腰カーデ:カーディガンを腰に巻くスタイル。
- ルーズソックス:女子高生の定番ファッション。
- カラーシャツ:派手なカラーのシャツが流行した平成のファッション。
- 荷ケツ上げ:ズボンを腰で履くスタイル(腰パン)。
- 穴ベルト:穴がたくさん開いたデザインのベルト。
- 裾捲り:ズボンの裾を折り返すファッション。
- ガングロ:ギャル文化の濃いメイク。
- ワールドペガサス(スクールバック):平成の学生に人気のスポーツブランド。
- スクールバッグ(スクバ):落書きやポスカでデコったバッグ。
- 反射板:自転車やスクールバッグに付けた光るアクセサリー。
- ちょんまげ:ヤンキーやギャルの遊び心ある髪型。
- ウルフカット:平成後期に流行ったヘアスタイル。
- 小顔効果:ギャルメイクや写真撮影のテクニック。
- シュシュ:髪や腕につける布製アクセサリー。
- 細カチューシャ:女子高生が愛用したヘアアクセサリー。
- ストラップ:ガラケーに付けるデコレーションストラップ。
- ブレスレット:サン宝石などで購入したような安価なアクセサリー。
- ミサンガ:手首や足首に巻くお守り的なアクセサリー。
- ガラケー:デコレーションされた携帯電話(ラインストーンやプリクラ)。
- 赤外線通信:ガラケーでデータ交換する文化。
- ニコイチ:友達と服やアクセサリーを共有する文化。
- フリシャー(振るシャープペンシル):振ると芯が出る文房具。
- リプトンの紙パック:休み時間に飲む定番飲料。
- ドリームキャッチャー:部屋に飾られたスピリチュアルな装飾品。
- ルービックキューブ:平成の遊び道具として再流行。
- ハイビスカス:平成の夏を象徴するモチーフ(ORANGE RANGEの楽曲やMVにもよく登場)。
3. カルチャー・流行語
- ファービー:平成後期に大流行した電子ペット玩具。
- センター問い合わせ:メールが届かない時に使うガラケー機能。
- てへぺろ:ギャルの可愛い仕草や言い回し。
- ニコニコ動画:平成のネット文化の象徴。
- VHS:ビデオテープやダビング文化。
- 240p画質:平成の低解像度動画を再現。
- 小渕総理:平成11年に首相だった小渕恵三をモチーフにしたネタ。
- 壁ドン、顎クイ:少女漫画『L❤DK』などで流行ったロマンティックな仕草。
4. ORANGE RANGE関連のオマージュ
- 過去MVのパロディ:『ロコローション』や『上海ハニー』のシーン再現。
- ナツい夏★プロジェクト:MV全体がこのプロジェクトの一環として夏を強調。
5. その他のカルチャー
- 4:3画角:平成時代のテレビやビデオの標準的な画面比率。
- プリクラ:デコレーションされたプリントシール。
- ギャル文化:ガングロやコギャルのメイク・ファッション。
- ポスカ:スクバに落書きするためのマーカー。
- 心友:心の友を意味する懐かしい言葉。
- ズッ友:親友を指す平成のスラング。
- ギャルピース:Vサインを斜めに傾けたポーズ。
- 鬼ハン(鬼ハンドル):自転車のハンドルを改造したヤンキー文化。
- 64ソフトふ~ふ~:間奏でのNINTENDO64のコントローラーを吹く仕草。
なぜ今、平成回帰? その背景とは
令和の今、なぜ平成がここまで愛されているのでしょうか?
それは、「失われた時代」に育った世代が、大人になった今、当時の記憶を肯定したいという想いがあるからかもしれません。
平成は「ガラケーとプリクラ」「ユーロビートとギャル」など、良くも悪くも“クセが強い”。
でもそこに「温もり」や「ユーモア」がありました。
ORANGE RANGE(オレンジレンジ)はそんな平成の“光と闇”をまるごと包み込み、音楽として提示してくれたのです。
SNSでもバズりまくり!反応まとめ
- 「イケナイ太陽(令和ver.)、平成こじらせ世代にぶっ刺さるwww」
- 「マユリカ最高。平成ネタ全部分かった自分が怖い(笑)」
- 「ちょっと泣けた。なんか、戻れないけど戻りたくなる」
MVはYouTube公開後、24時間で100万回再生突破という快挙を達成!
X(旧Twitter)ではトレンド1位を記録し、「令和×平成の融合」として音楽ファンだけでなくカルチャー好きの間でも話題となっています。
まとめ|『イケナイ太陽(令和ver.)』は、平成世代への応援歌だった!
今回のリメイクは、単なる懐古主義ではありません。
平成を生きた私たちに、「あの頃も、悪くなかった」と伝えてくれる応援歌。 マユリカの存在がそれを優しくコミカルに伝えてくれているのです。
ぜひMVを何度も見返して、あなただけの「平成ネタ」を見つけてみてください!